センスがあったりなかったり

職場の中で、よく喋る若い同僚がいるのだけれども、その同僚は頭はいいのだけれど、たまに中身のない話をすることがあるな、と感じる。自分の得意な、もしくは自分の知っていることを繋げて繋げて、話を展開して、結局よく分からない中身のない話をすることが。

そのときは自分も「その話は中身がない」とかズバッと言ってしまうのだけれど、同僚はそんなものどこ吹く風、いくらでも自分の知っている世界を口にしようとする。その繰り返し。まるで、自分という世界を世の中に広めようとしているかのように。

 

年上の自分からすれば、そういう話はあまりしないほうが他の人の話なんかを聞けたりして良いことだと思うのだけれど、頭の良い同僚ほどその傾向があるような気がする。

 

そこで、その同僚たちの立場になって考えてみると、たぶん「ペラペラ喋らないことによるメリット」があるということに対して、感じられていないのだろうと思う。感受性というか、センスというか。だから、たぶん話をするということを止めたりはしないのだろうと、思う。

 

自分の場合も、たぶん色々なところの感受性、センスというものが欠落しているだろう。文字にしてみて初めて自分のことに気づくことも多々ある。

でも、やっぱり若い同僚を見て、自分も感受性とかセンスを追求することを止めないようにしようと、思った...